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当院における心エコー検査
1. GE社製、最上位機種Vivid95Eを使用
2. 2DスペックルトラッキングによるGLSをブルズアイ表示することにより狭心症、心筋梗塞、心筋疾患が視覚的にわかりやすくなりました。
3. 狭心症の診断は運動負荷心エコーで冠動脈狭窄の有無を診断します。
4. 動脈硬化の程度や経過観察は頚動脈エコーで診断します。
5. 造影剤を使わない検査なので腎機能が悪い方も安心して検査が受けられます。


冠動脈(心筋を栄養する血管)
ブルズアイ表示と冠動脈
07 08

GLSのブルズアイ表示 正常例

収縮ピークストレイン表示09

左室全体の収縮力を表示
正常値は濃い赤色で表示

収縮ピーク遅延領域表示10

左室壁運動の異常を表示
正常であれば薄い青色で表示


実際の症例

症例1.不安定狭心症
5年前からから高血圧症、糖尿病、脂質異常症で通院治療中。
夜テレビを見ているとき 5分間の胸痛が出現。その後、安静時に胸痛が出現。
5分ほどの絞扼感。さらに翌日夜は冷汗を伴う胸痛が40分間出現したため来院。
心電図:V4〜6:ST軽度低下
心エコー左室収縮力正常11
左室壁運動正常(収縮遅延なし)正常12
安静時心エコーは正常であったが ホルター心電図記録時に胸痛出現し、著明なST低下(虚血性変化)認めた。基幹病院にて冠動脈造影検査:右冠動脈に99%、左冠動脈前下行枝に90%狭窄を認め、ステント植込み施行し狭窄は拡張して改善した。

多くの狭心症の症例は、安静時心エコーでは左室GLSが正常であることが多いので、運動負荷心エコー検査で確認する必要がある。

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症例2.不安定狭心症
4日前からから坂道、階段で胸痛が出現するようになり来院。
心電図では明らかな異常所見はなかった。
心エコー
安静時
左室前壁中隔
収縮力は軽度低下
13

左室前壁中隔の収縮遅延
(虚血による変化)
14

トレッドミル負荷心エコー  軽い負荷で胸痛出現して中止 心電図でST低下
負荷後

心筋収縮力はさらに低下
15

収縮遅延領域が広汎に出現
16

基幹病院にて冠動脈造影検査:前左下行枝近位部99%狭窄、ステントにて拡張。

術後心エコー

左室収縮力正常化
17
左室収縮遅延も改善した
18

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症例3.安静狭心症
2晩続けて就寝前から左胸部圧迫感が出現したために来院した。
安静時心電図には異常なく、トレッドミル負荷心エコー検査を施行。
心エコー
安静時
左室収縮力は正常
19

右冠動脈領域に収縮遅延
20

負荷後

左室収縮力は正常
21

左室壁運動異常は改善
22

運動負荷で正常化するので冠動脈には狭窄はなく、右冠動脈の攣縮(痙攣)による狭心症と診断。冠拡張剤による治療開始後、症状は改善した。

 

6週間後に心エコーを再検

安静時
左室収縮力は正常
23
左室壁運動異常は正常化
24

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症例4.労作狭心症、左内頚動脈狭窄症、閉塞性動脈硬化症

3年前 歩行時の左下肢痛で来院。狭心症の症状はなかった。
心電図は正常であったが、心エコーで左冠動脈領域の虚血が疑われた。

左冠動脈領域の収縮力低下
25

左冠動脈領域の収縮遅延
26

冠動脈CT;左前下行枝:75%狭窄、左回旋枝:50%狭窄
基幹病院にて左浅大腿動脈狭窄症にステント植込み施行。
翌年、冠動脈造影検査で左前下行枝:90%狭窄:ステント植込み施行して改善したが、術後、歩行時狭心症続き、
冠動脈造影検査再検:左回旋枝:50%狭窄のみであったが、歩行時狭心症が続くため、トレッドミル負荷心エコーを施行。

安静時

左室収縮力は正常
27

左室壁運動正常
28

負荷後

左室収縮力正常
29

左冠動脈領域の壁運動異
30

トレッドミル負荷心エコーでは陽性であったので冠動脈造影検査の再検を勧めた。

冠動脈造影検査の結果:第1対角枝起始部狭窄が存在し、ステント植込みにて拡張。
その後、狭心症は改善した。トレッドミル負荷心エコーを再検:心電図ST低下出現せず陰性であった。

安静時

左室収縮力正常
31
左室壁運動は正常
32

負荷後

左室収縮力正常
33
左室壁運動正常
34
その後、冠動脈造影再検査を施行したが:再狭窄はなかった。

この症例は、下肢動脈、頸動脈に高度の動脈硬化が出現すると同時に狭心症も発症した症例で、最初に下肢の血行障害が出現してステントを留置、翌年、軽動脈狭窄症が進行してステントを留置し、さらに狭心症を発症してステントを留置した。ステント留置後も狭心症が続き、冠動脈造影検査では狭窄部位の特定が難しかったが、トレッドミル負荷心エコーが陽性であるので再度造影検査を受けてもらった結果、狭窄部位の特定ができステント留置により改善した。

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症例5.陳旧性心筋梗塞(前壁中隔)、左室瘤

19年前、急性心筋梗塞(前壁中隔)発症、ステント植え込みで改善。
入院中に心不全合併、左室壁運動低下に伴う左室内血栓予防目的で抗凝固剤投与。

心エコー 左室駆出率:45%
左室前壁中隔収縮力低下
左室心尖部は心室瘤(青色)35
左室前壁中隔壁運動異常
心尖部を中心に運動異常36

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症例6.陳旧性心筋梗塞(広汎前壁)、左室瘤、慢性心不全

19年前に急性心筋梗塞(広汎前壁中隔)発症、左前下行枝(#6)にステント植え込みを受け退院後、当院へ転院した。

最近の心エコー 左室駆出率:32%
左室前壁は広範に収縮力低下
37
左室壁運動異常も広汎
38

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症例7.拡張型心筋症、永続性心房細動、僧帽弁閉鎖不全症

30年前から拡張型心筋症、心房細動と診断され当院へ通院。

心エコー  左室駆出率:28.9%、左室拡張あり
左室全体の収縮力低下
39
左室壁運動異常を認める
40

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症例8.拡張型心筋症
心エコー   左室駆出率:16%  左室拡張著明
左室全体の収縮力低下
41
左室壁運動異常を認める
42

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症例9.張型心筋症、慢性心不全
17年前に拡張型心筋症を発症左室駆出率:24.5%。
3年前から心不全が進行 2年前BNP608.7pg/mlに上昇して重症心不全として治療開始。
BNP:924.1pg/mlから1ヶ月後BNP:373.0pg/mlまで改善。
現在の心エコー 左室駆出率:21.0% LVDd:60mm GLPS:-4.8%と不良
左室収縮力低下著明
43
広範囲左室壁運動異常
44

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症例10.無症候性心筋虚血

高血圧症で通院治療中、不整脈を指摘され、精査目的で来院。 胸痛なし。

トレッドミル負荷心エコー:ST低下軽度、運動負荷中の上室性期外収縮少数。
負荷前後の心エコーに変化なく
左室後壁の収縮力低下
45
左室後壁の収縮遅延
46

冠動脈造影検査:左回旋枝#13:100%閉塞、対角枝#9:90%狭窄

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症例11.持続性心房細動、慢性心不全、大動脈弁閉鎖不全症V°

食欲低下して消化器内科受診。心疾患を指摘されて当院を受診。 
動悸、脂汗、息切れで目覚め、労作時息切れ。
心電図:心房細動心拍数:160/分、胸部X線:心拡大、下腿浮腫著明。

BNP:1361.3pg/ml。
心エコー 大動脈弁閉鎖不全症V°左室拡張、左室駆出率VEF:37.3%
左室収縮力は低下
47

左室収縮遅延領域はない
48

3か月後に心臓血管外科にて大動脈弁置換術+MAZE+左心耳切除
術後、心房細動は改善し、心機能も著明に改善

10ヶ月後心エコー :左室拡張はあるが、左室駆出率:77.2%に著明改善

左室収縮力は正常化
49

左室壁運動も正常
50

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