収縮ピークストレイン表示
左室全体の収縮力を表示 正常値は濃い赤色で表示
収縮ピーク遅延領域表示
左室壁運動の異常を表示 正常であれば薄い青色で表示
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左室前壁中隔の収縮遅延 (虚血による変化)
トレッドミル負荷心エコー 軽い負荷で胸痛出現して中止 心電図でST低下 負荷後
収縮遅延領域が広汎に出現
基幹病院にて冠動脈造影検査:前左下行枝近位部99%狭窄、ステントにて拡張。
術後心エコー
右冠動脈領域に収縮遅延
負荷後
左室壁運動異常は改善
運動負荷で正常化するので冠動脈には狭窄はなく、右冠動脈の攣縮(痙攣)による狭心症と診断。冠拡張剤による治療開始後、症状は改善した。
6週間後に心エコーを再検
3年前 歩行時の左下肢痛で来院。狭心症の症状はなかった。 心電図は正常であったが、心エコーで左冠動脈領域の虚血が疑われた。
左冠動脈領域の収縮遅延
冠動脈CT;左前下行枝:75%狭窄、左回旋枝:50%狭窄 基幹病院にて左浅大腿動脈狭窄症にステント植込み施行。 翌年、冠動脈造影検査で左前下行枝:90%狭窄:ステント植込み施行して改善したが、術後、歩行時狭心症続き、 冠動脈造影検査再検:左回旋枝:50%狭窄のみであったが、歩行時狭心症が続くため、トレッドミル負荷心エコーを施行。
安静時
左室壁運動正常
左冠動脈領域の壁運動異
トレッドミル負荷心エコーでは陽性であったので冠動脈造影検査の再検を勧めた。
冠動脈造影検査の結果:第1対角枝起始部狭窄が存在し、ステント植込みにて拡張。 その後、狭心症は改善した。トレッドミル負荷心エコーを再検:心電図ST低下出現せず陰性であった。
19年前、急性心筋梗塞(前壁中隔)発症、ステント植え込みで改善。 入院中に心不全合併、左室壁運動低下に伴う左室内血栓予防目的で抗凝固剤投与。
19年前に急性心筋梗塞(広汎前壁中隔)発症、左前下行枝(#6)にステント植え込みを受け退院後、当院へ転院した。
30年前から拡張型心筋症、心房細動と診断され当院へ通院。
高血圧症で通院治療中、不整脈を指摘され、精査目的で来院。 胸痛なし。
冠動脈造影検査:左回旋枝#13:100%閉塞、対角枝#9:90%狭窄
食欲低下して消化器内科受診。心疾患を指摘されて当院を受診。 動悸、脂汗、息切れで目覚め、労作時息切れ。 心電図:心房細動心拍数:160/分、胸部X線:心拡大、下腿浮腫著明。
左室収縮遅延領域はない
10ヶ月後心エコー :左室拡張はあるが、左室駆出率:77.2%に著明改善
左室壁運動も正常