脂質異常症の管理
脂質異常症
脂質異常症は、血液中のLDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)の脂質バランスが崩れている状態です。 基本的に自覚症状がないため放置していると動脈硬化を引き起こします。更に動脈硬化の進行によって狭心症や心筋梗塞のリスクが高まるため、脂質異常症を早期に発見することが重要です。 脂質異常症は、血液検査の数値、糖尿病や慢性腎臓病などの既往、喫煙や高血圧などの危険因子を考慮して診断を行い、 リスクの高さを判別して低リスク、中リスク、高リスクの各々に合わせた脂質管理目標値を設定し、生活習慣の改善や治療によって管理を行います。
脂質異常症診断基準
(日本動脈硬化学会 編. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版より)
リスク区分別脂質管理目標値
(日本動脈硬化学会 編. 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版より)